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競馬辞典DICTIONALY OF HORSE RACE
競馬に関する専門用語や馬のしぐさについて解説いたします。
馬用語辞典
馬のしぐさ
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耳を動かす
馬は落ち着いて神経を集中させているときには、耳をきちんと前に向けています。だから不安がったり、気が散ったりしているときには、耳をくるくるとよく動かすのです。きっと、必死で落ち着こうとしているのかも。
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首を左右にふる
人間の場合は、「イヤ」という拒否のジェスチャーですが、どうやら馬もそのようです。ひとたびレースに出ると、馬は千メートル以上は走り、おまけにムチで叩かれます。それを覚えていて、「もうひどい目に会うのは嫌だ」と拒絶しているのかもしれません。
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顔をすりよせる
特に若い馬にみられる光景です。精神的に幼い馬だと、いつも世話をしてくれる厩務員さんに鼻面を押しつけて、甘えようとすることがあります。馬も人の子(?)、ときには誰かに頼りたくなってしまうのです。
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よだれをたらす
よだれがたれたからといっても、おなかがすいている、ってわけではなく、集中力を欠いている状態のようです。または、少し興奮ぎみか。あまり好ましい状態ではありません。ただ、寝てたわけではないのでご安心を。
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下を向いて歩く
元気がなく、とぼとぼと歩いている様子。やはり、少しやる気がないしぐさです。でも、首が上下にリズミカルに動いている時は、気分がいい証拠です。調子のいい馬とそうじゃない馬を見分ける目安にしてみては。
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小走り
トントントン、と足踏みをしている様子。これはレースを前にうずうずしていると言っていいでしょう。はやる気持ちを押さえられないのです。でも、度が過ぎると、興奮状態になってしまい、あまりよくありませんが。
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足で地面を蹴る
緊張、または興奮していらいらしているしぐさのひとつです。でも、これがクセになっている馬もいるとか。本当にいらついているかどうかは、目の充血の度合いや、暴れ方などと併せて全体的に見て判断した方が無難です。
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しっぽをふる
犬は気分がいいとしっぽをふりますが、馬もやはり気分がいいとふるようです。ただ、犬ほどあからさまに気分があらわれているわけではありません。寄ってくる虫を追い払っている、ってこともよくあるそうです。
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汗をかく
人間は緊張すると、手や背中に汗をかきますが、馬も同じ。落ち着きをなくしていると大量に汗をかきます。でも、当たり前のことですが、暑いときには汗が出るもの。夏は、ただ暑いから、ってこともあるのであしからず。
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立ち上がって暴れる
これは極度の興奮状態にあることを示すしぐさです。こうなるともうパニック状態。何を考えているかはわかりません。でも、騎手が乗ると、とたんに落ち着きを取り戻す馬もいるので、簡単に見限ってはいけませんよ。
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おしっこ / うんち
きっと我慢できなかったのでしょう。馬も大勢の人に見られながらするので、ちょっと恥ずかしいはず。見て見ぬふりをしてあげるのが優しさ(?)というものです。